こんにちは、3階病棟、副師長です。
皆さまは「心不全パンデミック」ということばをご存じでしょうか?
現在、日本では心不全患者数は約120万人と言われており、超高齢化に伴い心不全患者が急増しています。
心不全患者の増加に伴い、医療従事者や病床数の不足が心配されています。
この状態のことを「心不全パンデミック」とよばれています。
3階病棟では、そのような時代で循環器内科疾患に特化する病棟を目指し、ある取り組みを開始したので紹介させて下さい。
循環器内科疾患の患者さんは体重測定が必要な方が多く、病床数の5~7割程の方の体重を7時頃から測定します。
今まではベットサイドに行き、持ち運び可能な体重計を持ち歩き測定していました。
助手さんも協力してくれていますが、全て測定するのに多いときは30分程時間を有していました。
そこで、心不全患者のセルフケア能力の向上と、夜勤業務のスリム化を目的に体重測定のセルフ管理の為の体重測定管理シートを作成しました。
患者さん自身が「体重測ってみようかな?」と思えるようなポスターも設置しました。
また、同時に血圧計も設置し、セルフ管理強化の取り組みを始めています。
業務改善に直結するほどの人数が自己測定出来るようにはまだなっていませんが、体重測定管理シートの有無により患者様のセルフ管理への意識や意欲もくみ取る事が出来、疾患指導にも繋げることが出来ています。
3階病棟では、患者さんの思いやライフスタイルに寄り添い、最善の治療を受けられるような看護実践を行えるように日々スタッフで奮闘しています。
是非一緒に働いてみませんか?

