看護師は病院の顔

その “誇り” の裏付けとなる充実した教育制度を展開しています

自分も相手も大切にする、いつ誰にでも温かい言葉かけと、心・手の温もりをさしのべて寄り添える看護師を育成したい・・・
“心と心のふれあいを大切に” する当院の看護職員たちが築きあげた新人看護師にとって、魅力的な職場環境を提供します。

看護教育

看護実践教育

当院では看護職員の能力開発システムとして当院看護部独自の段階別看護実践教育計画を導入しています。人材育成に重点を置き、看護実践能力を育成するとともに一人ひとりの目標を明確にし、看護の現場での経験を積み重ねながらステップアップできる教育プログラムです。
看護師免許取得1年目から4年目までは段階別の研修計画、5年目以上は中堅看護師に分類し「自由選択式研修」を行なっています。

教育対象者/支援者の声

ビギナーズチャレンジャーズステッパーズパフォーマーズ中堅看護師
教育対象者の声

心臓センター看護師(1年目)

今年の目標

基礎看護技術、看護介入、情報収集など、看護の基礎から学び、日々振り返りをしながら 学んでいくことです。また、患者さんのニーズや根拠を考え、丁寧な対応をおこなっていくことです。

現在、取り組んでいること

目標に向けて、多重業務ができるためのスケジュール管理を日々紙にまとめています。
また、習得したい看護技術をピックアップして日々の実践に組み込んでトレーニングして います。


心臓センター看護師(1年目)

今年の目標

患者さんの個別性に合わせた看護を行うことです。

現在、取り組んでいること

現在は、病態を理解する為に日々勉強しています。
毎日先輩と振り返りを行い、課題は解決できるようにしています。

教育支援者の声

心臓センター看護師(ももくり会)

どの様に教育支援しているか

ポジティブフィードバックと成功体験を元に自信をつけてもらえるように支援しています。

教育支援で心がけていること

個々のペースに合わせた指導をおこなうこと、実地指導者や新人教育担当だけでなく、部署全体で新人看護師を育成していくことを心がけています。


心臓センター看護師(ももくり会)

どの様に教育支援しているか

部署全体で支援出来る様に、実地指導者や新人教育担当者が中心となり、部署内内外での情報共有を行いながら支援しています。

教育支援で心がけていること

新人看護師の緊張や不安が少しでも軽減する様に声をかけることや声をかけやすい雰囲気作りを心がけています。

教育対象者の声

3階病棟看護師(2年目)

今年の目標

●患者の個別性に沿った看護の提供ができる
●循環器疾患の知識を深めることができる

二年目として、学びと看護を深める年にしたいと思いこの二つの目標を挙げました。
一年目で学んだことに加えて、更に自分に出来ることを増やして技術、知識ともに看護の質を高めていきたいです。

現在、取り組んでいること

●リスクの予測をした観察をすること
患者さんの疾患や内服されている薬、行った治療などから今後どういうことが起こるか、アセスメントに繋げられるような観察を行えるように日々患者さんからたくさんの情報を得るようにしています。

●患者の生活の場としての環境整備
患者さんの「生活の場」かつ安全、安楽に過ごして頂けるような環境作りのため、日々の環境整備を行っています。


ER/OR看護師(2年目)

今年の目標

外科、心臓血管外科手術における外回り看護の自立ができることです。
循環器内科とのコラボ症例、TAVI(経カテーテル大動脈弁留置術)の外回り看護の自立ができることです。
上記2点を達成しER/OR統合部署のスタッフとしてメンバーシップを発揮できることです。

現在、取り組んでいること

外科・心臓血管外科手術における外回り看護の学習と外回り看護を頑張っています。
(患者さんが手術を安心・安全に受けられるように環境整備や準備、医師やスタッフ間での情報共有、術前訪問での患者さんの不安の傾聴を行っています。)

教育支援者の声

3階病棟看護師(主任会)

どの様に教育支援しているか

目標設定や行動目標について具体的に立案、実践、評価できるよう支援しています。
日々の業務でできていないことばかりに着目せず、できていること、できていないことはその場で声をかけ、指導をし、次につなげるよう支援しています。

教育支援で心がけていること

一方通行の支援にならないように相手の意見を聞き、尊重しながら関わることを心がけています。
話しやすい雰囲気作りを自ら作り出すことを心がけています。
どの年代においても褒められると嬉しいもの、日頃からポジティブフィードバックを心がけています。


3階病棟看護師(主任会)

どの様に教育支援しているか

2年目は「深学」と「フォロワーシップ」が一年間の課題です。
その目標を達成するために現在の自身の課題はどこにあるのか、そのためには何を考え行動したら良いのかを、チャレンジャーズ対象者・管理職・リーダークラスのスタッフと意見交換をしながら、部署全体で教育支援を行っています。

教育支援で心がけていること

個々に合わせた指導を心がけています。
例えば2023年度のチャレンジャーズは褒められて伸びるタイプのため、ポジティブフィードバックを心がけています。

教育対象者の声

4階病棟看護師(3年目)

今年の目標

新たなことに挑戦し、自分で考え行動に移すこと。

現在、取り組んでいること

(1)チーム活動
現在、呼吸コアチームで活動しています。
自身のスキルアップはもちろん、部署の呼吸に関する観察点や他職員の意見、記録等から呼吸ケアに関する情報を収集し、臨床実践に活かされるよう、また、少しでも部署に貢献できるように取り組んでいます。

(2)思いのままに行動
今まで相談していたことをまずは自己で考え意見を交え、相談しながら主体的に実践していこうと思います。

教育支援者の声

4階病棟看護師(副師長会)

どの様に教育支援しているか

リーダーシップを発揮していけるようにリーダーシップについて伝達講習を行いました。
役割や日々の中でどのような時にどのようにするとリーダーシップが発揮できるのかを一緒に考えて実践に繋げられればと思います。今後もリーダーシップが図れる機会を設けていき部署内の管理職とも共有しながら支援していきたいと思っています。

教育支援で心がけていること

リーダーシップが発揮できる機会やその場面を振り返る機会を設けるようにして吸収していけるよう心がけています。

教育対象者の声

ICU看護師(4年目)

今年の目標

受け身にならずに、自分が主体となって動くことです。
周囲の意見を取り入れたり聞き入れたりして行動することです。

現在、取り組んでいること

自分が何をしたいかを周囲に伝えてそれを確実に行うようにしています。
パートナーシップで、後輩の話や先輩の話を先に聞き他者の意見を取り入れることを心がけて実践しています。


ICU看護師(4年目)

今年の目標

自己発信をして、スタッフと主体的にコミュニケーションをとりながらディスカッションを行うことです。

現在、取り組んでいること

悩んでいるスタッフがいれば声をかけて一緒に考えて課題解決することです。


ICU看護師(4年目)

今年の目標

受け身ではなく能動的に動くことです。
実地指導を通して自分の看護を振り返ることです。

現在、取り組んでいること

毎日の患者受け持ちの中で疑問に思ったことを調べ、それをチームで共有、指導者に見てもらい知識・引き出しを増やすように取り組んでいます。
また、今年度は実地指導者を担っており、後輩指導の際は一緒に看護を振り返り、わからない事は一緒に調べながら新人看護師の支援をおこなっています。

教育支援者の声

ICU看護師(副師長会)

どの様に教育支援しているか

今までの進捗を考えて、年度内に何をしたいかという目標を明瞭にし、その目標を達成するためにどうしていくかと、それを行った事でどうなったかをPDCAサイクルに合わせながら目標が達成出来るよう、行動の評価を出来るようにすることです。また、臨床では受け持ち患者さんの病態に応じた看護問題をなるべく引き出せるよう聞く姿勢を持ちながら一緒に考えることです。

教育支援で心がけていること

自分の考えを分かりやすく伝えるように順序立てて伝える事と、なるべく本人の考えを聞いた後でその意見を否定せずに考えて行くことを心がけています。

教育対象者の声

ICU看護師(10年目)

今年の目標

中堅看護師が自身の知識・技術の向上を基盤に倫理面を理解し、後輩スタッフへの指導ができることで継続看護できるよう支援することです。

現在、取り組んでいること

中堅看護師のリーダー育成メンバーをピックアップし、スケジュールを計画して育成支援を実施しています。
中堅看護師と一緒にリソースナースとのベッドサイドラウンドを行い、アセスメントの向上を目指し患者の全体像を捉えて看護実践ができるよう支援に取り組んでいます。
毎月対象スタッフとは対話を持ち、成人学習者であることを前提にスタッフが不安なく実践できるよう人員調整に取り組んでいます。

教育支援者の声

ICU看護師(師長会)

どの様に教育支援しているか

循環器専門病院のICUで働きたいと目標を持って入職してくれた既卒者が多いため、「ここに転職して良かった」「看護が楽しい」とICU看護のやりがいを持ち続けられるように、スタッフ一人一人との対話を大切に支援しています。

教育支援で心がけていること

中堅看護師は、これまでの看護師経験の中でそれぞれ沢山の強みを持っています。しかし、自分の強みに気づけず自己肯定感の低いスタッフも多いなと思います。そのため、スタッフと対話をする時には、自己にて自分の強みに気づけるように、気づくように心がけています。また、中堅は指導をすることは増えてきますが、指導をされることがなくなり不全感を抱いているスタッフも多くいます。そのため、中堅看護師との振り返りの機会を意図的にもち、成功体験が積めるように心がけています。

ビギナーズ研修計画(新人研修)  新人研修紹介ページ

中堅看護師研修計画

当院では2018年より中堅看護師(卒後5年目以上)対象に『自由選択式研修』を開催しています。中堅看護師が看護師としての目標を見出し自己のキャリアデザインを描くことができることを目的に、多岐にわたる内容の研修計画を立てています。研修は師長・認定看護師が講師となり勤務時間内に研修を受けることができるように設定されています。

新人看護師教育

新人看護師教育支援制度(ももくり会)

「ももくり会」は看護部全職員を指します。
1人ひとりが「ももくり会」の一員で新人看護師の支援者となります。
ジェネラリスト育成教育過程までの5年教育プログラムにおいて、新人看護師は「ビギナーズ」として位置づけられます。教育企画室ならびに各部署の新卒教育担当者と実地指導者をはじめ、看護部全体で新卒看護師を支援します。

新人看護師教育支援ロールモデル

看護部全体で新人看護師の背景・特性についてわかろうとする気持ちを持ち、
各々が【共通した関わり】をもって新人看護師を支援しています。

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