こんにちは、ICU看護師です。
今回はICUの専門チーム活動の1つ「家族看護チーム」についてお話ししたいと思います。
今年度は、ICUダイアリーの「導入」と「継続」に力を入れています。
ICUダイアリーとは、ICUでの様子を看護師は記録して患者さま、ご家族の方にお渡ししているものです。
先日、ICUダイアリーをお渡しさせていただいた患者さまより嬉しいお言葉をいただいたので、ご紹介させてください。
患者さまは心筋梗塞で入院され、人工呼吸器管理、補助循環での治療を経て、約1ヶ月後ICUを退室することができました。
入院時から開始したICUダイアリーは、退室する頃には書くページがなくなり、退室先のCCUスタッフは継続を悩んでいたそうです。
その時に患者さまから「そのノート続けてほしいねん。それ読むの楽しみにしてんねん」「これを読んで自分が知らんかった時のことも知れた。ここまで来たら何としてでも家に帰らな。」と話してくださったようです。
これまで、ご家族の方からICUダイアリーへのお言葉をいただくことは沢山ありましたが、今回のように患者さまからICUダイアリーへの想いを聞く機会はあまりなかったため、嬉しさで胸がいっぱいになりました。
患者さまからの率直な感想を聞くことができ、ICUダイアリーがPICS予防(ICU在室中、退室後、退院後に起こる運動・認知・精神障害のこと)だけでなく、こんなにも患者さまの力になるんだと実感することもできました。
当院には、家族看護に熱いスタッフがたくさんいます!
ぜひ一度見学に来て、スタッフの熱い話を聞いて頂き一緒に働きましょう。