成果をあげる者は、新しい活動を始める前に必ず古い活動を捨てるPeter F. Drucker
~学びほぐしとは~
学びほぐし(アンラーニング:unlearning)[2]とは、これまで培ってきた知識や価値観を捨て、新たに学び直すこと(リラーニング:relearning)です。

学びほぐしは、学習と学習棄却(=不要な知識や価値観を捨てること)を繰り返して知識の刷新を行います。ただし、学んできたことの全てを捨てるというわけではありません。既存の知識や価値観を再評価し、必要に応じて取捨選択して新しいものを取り入れるのが学びほぐしです。

~学びほぐし~ コンテンツ紹介&誕生プロセス

このページの誕生にあたり、テーマを「学びほぐし」にいたしました。
変化の多いこの時代において、医療情勢に応じた医療・看護が提供できるよう、組織、チーム、個人に根付いている固定観念を打破し、価値観を棄却しつつ新たな価値観を育みながら意識面での変革を起こすことを目的とします。

「学びほぐし」と「やわらかい心」

薬師寺の大谷 徹奘(てつじょう)さん*1に「学びほぐし」についてお話しさせて頂いたところ、大変深く共感頂き、その思いが詰まった言葉を頂きました。「学びほぐし」には「やわらかい心」を持つことが大切だと導いておられます。てつじょうさんの言葉一つひとつに身が引き締まる思いです。

てつじょうさんとは、かねてよりご縁を頂き、第15回日本循環器看護学会学術集会の企画の際にも「生老病死との向き合い方」についてのご講演頂きました。薬師寺は宗派にとらわれず、人々の心と身体の健康、そして平和・調和を祈願するお寺と伺っております。人々の「健康」をお祈りすることは、私たちが日々、行う「看護」との結びつきを深く感じます。
*1 法相宗大本山 薬師寺 執事長 / 大谷 徹奘 氏

統括部長紹介
看護部 統括部長 / 山田 聡子

平成13年4月、病院開設準備メンバーとして着任、ICU/CCU所属長の職位を頂き、今まで培ってきた経験知を活かして心臓疾患の救急医療・看護に専心してきました。
平成20年に急性期統括師長を経て、平成26年に統括部長に就任、質の高い看護実践を軸に患者さま、家族さま、そしてスタッフとのつながり、チーム医療を大切に看護・教育・管理に携わっています。
現在は、看護部運営の支援を行いながら病院全体のイノベーションを視野に置き、組織を俯瞰することで現在ではなく、未来を見越すことを大切にしています。また専門看護師(平成22年、急性・重症患者看護専門看護師の資格認定)としても、相談・倫理調整・調整を中心に6つの役割発揮に努めています。

なお、皆さまのおかげで無事、新たな1ページをスタートすることができました。
この場をお借りして、ご尽力いただきました関係者の皆さまへ心から感謝申し上げます。

<引用文献>
[1] P.F.ドラッカー:経営者の条件(上田惇生訳)),ダイヤモンド社,2006,pp.142-146
[2] 松尾 睦:仕事のアンラーニング‐働き方を学びほぐす‐,同文舘出版,2021

– 認定看護師 紹介 –

– 特定行為研修修了看護師 紹介 –

– 認定看護師 紹介 –

– 特定行為研修修了看護師 紹介 –