こんにちは、ERORの副主任です。
昨年、外部で死生観のワークショップに参加した際に、ぜひ当院のスタッフにこの学びを共有したいと、師長さん・副師長さんに直談判しました。
コロナのパンデミックなどで研修自体が中止になる中、自分の中で構想を練ったり、友人などにオンラインで受けてもらったり、部署のスタッフに聞いてもらったりなどしていました。
そして先日、遂に中堅看護師向けの講座を開催できることとなりました。
救急という現場は、掛かりつけ患者様が症状が増悪して救急車で来院され対応する場合もありますが、死を予想もしていなかった方が心筋梗塞や急性大動脈解離などの重症な疾患で運ばれるケースもあります。
そして「命の危険が迫った際、医療行為はどこまでしますか?」と医師に確認されます。
ご家族は患者様本人の病状を目の前にし、ショックを受けられている方が多いのですが、そんな状態でも意志の確認は必要です。
そんな時、看護師が家族様に寄り添い精神的に支え、医療知識の不明点を解決し・悔いのない選択ができるようサポートが必要です。
今回このワークショップを通して、1人でも患者様・家族様に寄り添える看護師が増えてほしいと思い、開催しました。
救急の現場だけではなく、病棟とも連携できるよう、これからも活動を続けていきたいと思います。
今回ワークショップを開催するに当たって、看護部と調整頂いた師長さん、勤務や業務調整をしてくださった副師長さん、応援したくださった部署のスタッフ、そして練習に付き合ってくれた友人に感謝いたします。
