こんにちは。
4階病棟の看護師です。
今回は4階のメディカルセーフティーチームの活動を紹介します。
当院ではメディカルセーフティーチームのことをMSTとよんでいます。
今回はアクシデント予防のための工夫を紹介します。
1つ目は安静度を守るための張り紙です。
4階病棟では手術後やカテーテル治療後で安静度に制限のある患者さまが多くいます。
患者さま自身に動いてもいい範囲を知ってもらい、安静度逸脱を防ぐというものです。
また、患者搬送など自部署のスタッフだけでなく、看護助手やEMTなど他職種のスタッフが関わるため、どのスタッフもベッドサイドで安静度を確認しながら安全に介助ができるようにしています。
この張り紙は絵で動いていい範囲やだめな範囲を書いており、一目でわかるよう工夫しています。
先日もカテーテル術後の短期記憶障害のある患者さまに臥床安静であることを説明する際に使用しました。
繰り返し張り紙をみてもらい、安静を守ることができました。
2つ目看護師管理の内服薬忘れを防ぐための札です。
食前薬のある患者さまの配薬ボックスにたてておき、配膳前に与薬が終わっているか確認するようにしています。
また、食間薬の場合にも色をかえた札をたてておき、受け持ち看護師自身の注意喚起となっているだけでなく、他スタッフにも食間薬があることをアピールしてお互いに声をかけあい、与薬忘れを防いでいます。
このように自分の受け持ち患者さまだけでなく、他のスタッフの患者さまの分も気にかけ当たり前のように声をかけ合える雰囲気のある4階病棟は素敵だなと思っています。
アクシデントの中でヒューマンエラーの割合は約8割といわれています。
ヒューマンエラーの中には①思い込み②不注意③忘却などがあります。
様々な工夫でヒューマンエラーを防ぎ、チームでアクシデントを防ぐことができるようにしています。
実際にアクシデント件数は昨年度より減らすことができています!
これからも個人プレーではなくスタッフ全体で取り組み、アクシデントを防いでいきたいと思っています。

