ER/OR看護師~手術室で働くということ プロとして ~

こんにちは、ER/OR看護師です。
手術室で働くということについて私の思いをお伝えします。

誰かが命がけで挑む勝負に、チームの一員として加担する責任は大きいと、日々感じています。
その誰かには人生があり、日常があり、大切な人が居て、失いたくない物がたくさんあります。
そんな唯一無二の命を我々に預けて麻酔で眠るのです。
自分の体にメスを入れ、呼吸や循環を他者の手に委ねる恐怖と孤独は、図ることができない程大きなものだと思います。

私達手術室看護師は、一見臓器や手術器具、針や糸を扱う特殊領域の看護職と考えられており「メス!」「汗!」などというドラマのワンシーンの印象がとても強いかと思いますが、一人ひとりの命や人生、そして感情や思いごとまとめて「看る」眼と感覚が必要なのは、病棟看護師や外来看護師と何ら変わりません。
患者さんが居るところには、どこにでもそんな「看る」眼が必要ですがとんでもなく非日常の状況に置かれた一人ひとりの声なき声も、目を閉じて何も話すことができない一人ひとりの思いもまるごと引き受けて寄り添い、その中で様々な特殊技術を発揮するのが私達手術室看護師です。
日常とはかけ離れた「手術室」という場所で今日も私達は果たせる責任を力の限りを尽くします。
相手は何よりも重く尊い命を掛けているので私達はプロとして手を抜かず、気を抜かず、明日も全身全霊で向き合い続けます。